津山漢方堂薬局
    岡山県岡山市北区の漢方薬局

ご相談の多い大腸がんに

大腸がんの漢方は病院の治療を考慮して選ぶ!
大腸がんには ガイドラインという病院治療の
マニュアルがあります。



漢方療法を
行うには 病院のガイドラインで使う薬を知っておく必要があります。

専門てきになりますが
病院で使われる抗がん剤は 以下のものです。(治験など除く)

ガイドラインから抜粋 
いわゆる抗がん剤(昔からあるタイプ)

まず 古典的抗がん剤といわれる 9種3系統薬です。
(いわゆる毒で 殺細胞(細胞障害)系といいます)


このままでは、難しいので カナにしてみます。

下の図右が 少し簡単にしたもの さらに簡単に左
 9種類 3系があります。



もっと簡単にすると以下のように

 ①
 5-FU(ファイブエフユー)
 5-FUに体内で変わるもの
 
5-FUの強化剤 青い字
    消化器保護(オテラシル)
     
副作用軽減剤
 5ーFUの効かないとき同じ系統
     (ロンサーフ)


 別系統 
   ②イリノテカン
    (トポメラーゼ阻害)

  
   ③オキサリプラチン
    (白金製剤)
DNAは 人間の設計図で 細胞の核の中にあります。
がん細胞では DNAが狂っておかしな増殖を行います。
そこで 抗がん剤で DNAを破壊し細胞を死滅さえます。
動画をご参考ください。
NEW2021-7
大腸がんの抗がん剤と漢方薬1
殺細胞(古典的抗)がん剤の解説





 大腸がん その2

分子標的薬  上皮成長因子抑制薬 アービダックス ベクティビックスを
血管新生抑制薬 アバスチン サイラムザ ザルとトラップ
 

 大腸がん その3

大腸がんの抗がん剤3 漢方薬のケア キートルーダ スチバーガ



   大腸がんで 使われるDNAに効く抗がん剤3系統

 ①5-FU 代謝拮抗薬 (DNAを造る原料供給を止めます)

 ②トポメラーゼ阻害薬 (DNAを造る酵素の一つトポメラーゼをを止めます)

 ③ 白金は DNAにくっ付いて 破壊します。 

このような抗がん剤を使用するときに肝臓を支える漢方が 
お役に立つことが多いです。

毒から守り 症状を軽減し さらに抗がん剤の効果を落とさない選択が必要!


一方で 肝臓によいアミノ酸を取ると がんにとっても良いアミノ酸(栄養)になり
抗がん剤の作用を打ち消したりするlことがあります。

牡蠣 シジミなどの肝臓によい食材は
解毒剤や栄養与えてしまうことがあるので要注意です。


作用機序がより複雑な
分子標的薬です。ガイドラインから抜粋 ⇊

大腸がんで使われる分子標的治療薬は ガイドラインでは
抗体医薬品が5種類
 2系統(血管新生抑制 上皮細胞因子)があります。。

 細胞の一部をターゲットに 抗体を造り薬に使用します
 抗体はタンパク質で 細胞内に入れないません。
 タンパク質は口からだと胃腸で分解してしまいますので 原則 注射(点滴)です。
 主に細胞の外側で 異常シグナルを止めます。
 ここでは がん細胞が①血管を伸ばすシグナルと 細胞害で
              ②増殖するシグナルです。
 
小分子標的化合物 1種です。
抗体医薬品より ずっと小さいもので 経口投与が可能です。
小さいので 細胞の内部に入れます。
細胞の中で  核に伝わる増殖シグナルを止めます。
大腸がんで使われる
スチバーガという抗がん剤はは マルチタイプですので 多数のシグナルを
止める(①②を同時に)作用があります。


細胞の膜の下で(細胞内)がんの増殖や血管を伸ばすシグナルを 複数部分で止めます。
殺細胞系抗がん剤のような 大きな副作用はないのですが、持続時間が短いので
血管新生抑制 サプリなどを併用をお薦めします。


免疫チェックポイント阻害薬ガイドラインから抜粋 ⇊


がん細胞が 免疫からの攻撃を免れるため 免疫細胞(T細胞)の
ストップスイッチを入れます。

 キイトルーダは活性化T細胞の上にあるPD-1と結びつき、がん細胞のPD-L1及びPD-L2との結合を阻害

T細胞(キラーTなど)の活動スイッチPD-1に蓋をする感じで 
免疫ストップをさせないようにする薬物です。
(本庶佑先生ノーベル賞受賞“オプジーボ”はこのタイプです。)

大腸がんでは ペムプロリズマブ 商品名キイルーダが使われます。


自己免疫の発生リスク軽減があります。
軽減の漢方薬がお薦め!

 



なかなか 簡単に説明できませんが、 
抗がん剤使用時の漢方療法を お問合せください。

ご相談はご予約制です。

086-222-8962

 平日10:00~19:00  土曜日10:00~13:00
定休日  
日曜 木曜日  祝日 

 



 ご来局できない方へ ご相談の流れ 
ココから

補足
       大腸がんでは フォリフィリ フォックス療法という言葉を 聞くことがあると思います。
       殺細胞系の抗がん剤の組み合わせです。
       ご参考までに 


 大腸がんの薬物選択に2つの遺伝子検査があります。

  ①大腸がんでは 殺細胞系抗がん剤 イリノテカン 商品名 トポテシン(第一三共発売) カンプト(ヤクルト発売)
  の副作用の強弱使用を見るために 行われます。

  ②分子標的薬の相性を見て選択するため