岡山の漢方専門薬局
津山漢方堂
がん免疫の歴史 クレスチンからPD1 PDL-1 津山漢方堂。
解説
- チャックポイント阻害薬 オプジーボの本庶先生が ノーベル賞を受賞し 免疫治療が より注目されるようになりました。
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- 免疫治療の歴史を振り返ってみます。
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- 1970年代 免疫賦活療法
キノコ類は 真菌類(カビと同じ)でできています。
無毒な菌類を体内にいれることで 免疫を刺激して賦活する目的で行われました。
カワラ茸からつくる クレスチン 椎茸からつくるレンチナンなど
溶結連鎖球菌からつくるビシバニールなど 医薬品登録され健康保険適応となりました。
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1970年代後半 サイトカイン療法
免疫細胞は サイトカインを出して 賦活 活性します。
サイトカインとは 免疫細胞間で 通信をするたんぱく質です。
免疫細胞を活性する 通信物質サイトカインを入れて細胞賦活を高めるものです、
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免疫細胞療法新着情報
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キラーーT細胞などのリンパ球 NK細胞などを取り出し 体外で増やして戻す療法
有効性が 低いのは がん患者さんの白血球は 元気がないものが多く 単純に数だけ増やしても
なかなか あがってこないと推定される。
(2010年代以降のCAR-T療法では 取り出した白血球を遺伝子操作で加工する行程がでてくる)
2010年代 チャックポイント阻害薬
㋐ ㋑ ㋒で免疫を高めても 最強の攻撃手 キラーT細胞には ブレーキスイッチがあることがわかる。
がん細胞は このスイッチを使い 巧みに攻撃を免れる、
そこで ブレーキスイッチをカバーする薬 オプジーボができる
この薬の問題点 そもそもがんを発症している人のキラーT細胞は 力が弱い
ブレーキスイッチをカバーしても 8割ぐらいの弱ったキラーT細胞では 有効な攻撃が難しい!
さらに たくさの副作用がある。