津山漢方堂
抗がん剤 代謝拮抗薬と漢方
代謝拮抗剤は 抗ガン剤の中でも
毒性が やや低めになります。
( もちろん 使用量や併用にもよりますが)
そのため 使用頻度の多い薬となります。
貧血・免疫低下の副作用対策に漢方相談実施中。
特に 貧血を伴う滋養強壮薬に松寿仙をお薦めしています。
(松寿仙は カリウムだけでなく葉酸量も微量です)
(メソトレキサートなどの葉酸の拮抗代謝薬時にも問題
なく使えます)
マニアックでやや難しい話です。
UFT TS-1 ゼローダ治療時の漢方対策
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代謝拮抗剤とはどんな薬でしょう。
一言でいうならDNAの原料なる ピリミジン塩基 プリン塩基を偽物と競合させて製品である
DNA造れなくさせるものです。
ゼローダ 5FU UFT TS-1 など
まず どんな薬かです。
細胞が増える(増殖する)とは
核が 2つになって細胞分裂することです。
核の中には DNA という鎖があります。これが 倍になって細胞分裂いたします。
成分には核酸があります。
DNAを造るには 原料が必要です。
DNAの重要な原料は プリン塩基 ピリミジン塩基 などです。
ややこしい事ははさけて重いきり 簡単に!
この種類の抗がん剤一覧
内服薬 (カプセル) |
スタラシド | |
ユ―エフティ | ||
ティ―エスワン | ||
フトラフ―ル | ||
フルツロン | ||
エスエーワン | ||
エヌケーエスワン | ||
内服薬 (顆粒) |
ユ―エフティ | |
ティーエスワン | ||
エスエーワン | ||
エヌケーエスワン | ||
内服薬 (錠剤) |
ゼローダ | |
カペシタビン | ||
ティ―エスワン | ||
エスエーワン | ||
エヌケースワン | ||
エスワンタイホウ |
注射剤 | キロサイド | |
キロサイドN | ||
5ーFU | ||
ゲムシタビン | ||
シタラビン | ||
フルオウラシル | ||
サンラビン | ||
ジェムザール |
1 偽物 ピリミジン類似品
使用頻度が高い!
偽物原料を入れりと 当然製品 (DNA)が出来なくなる。
これを利用して細胞分裂を抑えるのが
5-FU(ファイブエフユー) TS-1(ティーエスワン) ゼローダ など
殺細胞系抗がん剤(細胞障害性)
@のピリミジン塩基の内のチミンの偽物です。
もっともよく使えれている
ゼローダ 5FU UFT TS-1
2 偽物 プリン塩基
ロイスタチ アラノンジー
フルダラ ロイケリン
3プリン塩基 ピリミジン塩基は の偽物ではなく
製造過程を邪魔する
アリムタ (ペメトレキセド製剤)
メソトレキセート
(一般名名,メソトレキサート)
ジフォルタ
(プララトレキサート)
メトトレキサートの構造類似体製剤
葉酸をテトラヒドロ葉酸に変える酵素を邪魔します。
プリン塩基 ピリミジン塩基は 葉酸が変化してできる
テトラヒドロ葉酸がないと造れません。
テトラヒドロ葉酸は 葉酸に
ジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)酵素が
働くことで造られます。
葉酸だけがあれば良いわけではなく
ここにジヒドロ葉酸還元酵素という
酵素がテトラヒドロができます。
テトラヒドロ葉酸によって
ピリミジン プリン塩基が造られます。
ややこしいですが 原料があっても 製造する人がいなければ 製品はつくられない
のように 葉酸があっても DHFRという酵素がなければ
テトラヒドロ葉酸はできないのです。
<ジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)>
が 働けなければ出来ません!
製薬の世界では よくあるのですが、
ストレートでなく何段階か前のところを
止めて結果を出すやり方です。
実際の 薬理で この種の薬は
@ 塩基やプリン塩基に効く(ストレートに破壊したりする)
のではなく
A この2つを造るのに必要な テトラヒドロ葉酸 に効くの
でもなく
B テトラヒドロ葉酸を葉酸から造るのに必要な 酵素に効く
のでもない
<ジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)>
を作らせなくするのでもない!
えーーーーですが
実は ここでも
C 偽物の ジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)を 薬にして 体に入れるのです。
@を止めるために Cの細工をする 随分まどろっこしいですが 副作用のことや
実際に 実用化できるもの 副作用の毒性などから
Cが薬になっています。
偽物のDHFRが入ると 偽物を使った方は 製品になりませんから結果的に
ピリミジン塩基 プリン塩基 が減ります。
長かったですが DNAの原料を減らすことになります。
ジヒドロ葉酸還元酵素を 拮抗することになりますでのこのような抗がん剤を
拮抗代謝薬と言います。、
リウマチにも使われるリウマトレックス 中身は
メソトレキセートがです。
葉酸代謝拮抗薬は 他より
毒性が低い
↓↓↓殺細胞系の抗がん剤は一種の毒で
分裂や蛋白合成などの活動が速い細胞ほど良く作用します。
↓↓↓
低酸素状態では がん細胞も細胞分裂速度が落ちます。
もちろん 免疫免疫力も落ちます。
このような時に どんな漢方薬を併用したら良いかなどんp
ご相談を実施中です。!